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今日もくゆらす

とりとめのないことを思い出したら @v_hata

ワケなくV6を好きになったわけじゃない 四章

こんばんは。くゆらすです。

ここにきてなかなかのペースで更新できております。

それもこれも全ては仕事からの現実逃避のお陰さまです。

一人で仕事をしている身の上のため、私のお尻をぺんぺんしてくれる上司も

部下もいないことがここにきて功を奏しております。

岡田准一さん、ここに自由に遊ばせているお尻が一桃ありますよ。

今日も都内のしゃれおつなカフェにてなんちゃらフラペチーノを片手に

超人気アイドルが私のお尻めがけて叩きにきてくれる確率を1%でも期待しながら、

ワケなくシリーズを進めていきたいと思います。

 

四章は、胃もたれるような前章とは一転、本当に浅―い浅ーい内容です。

改めて三章を読み返してみましたが、本当にこの人V6のファンになるの?

と疑わざるをえないほどのひねくれた終わり方でしたね。

お気を悪くされた方は申し訳ありません。

しかし直近の我がツイッター(基本ロム専)では、

ベストアーティストで6人が見せてくれたバク転を見た反応がこうなっております。

 

 

まさに鼻息で旅人のコートどころかパンツも脱がせる勢いの興奮具合。

果てはバク転後の長野くんの前髪を見て、

 

 

という気味が悪い遺言を残すほど、

現在のくゆらすはV6に夢中でございます。

V6への愛の道程としてはまだまだ道半ばですが、お暇なときにおつきあい頂ければと思います。

 

 

 ④1998年春「ライバルはティガ」事件

 

プロ転校生として幾度の環境変化をくぐり抜けたものの、

初めての日本の中学校で初めての「イジメ」という試練を経験したくゆらす子。

しかも「ジャニーズ嫌い」という余計なお土産を携えて、中学3年生になりました。

3年の一学期からは、また新たな中学校へ。

今度はイジメられないように、という殊勝な考えを持つはずもなく、

(たったの1年だし、やりたいようにやらせてもらおう。)

(またイジメられるようだったら今度は13倍ぐらい盛って先生に告げ口しよう。)

(もしくは次は一発目でしとめるぐらい腕力を鍛えておこう。)

そんな風にやや間違った方向に心をささくれ立たせ、新たな学校へと挑みました。

 

ところが。最後の転校となるこの中学校は、結果として素晴らしい学校でした。

もちろんジャニーズが大好き!と声高に叫ぶ少女たちもいましたが、

興味がないからと言って人格を否定したり、攻撃を仕向けるなどの幼稚な人はおらず、

おのおのが好きなものに好きな分だけ自由に夢中になれる、という成熟した空間が広がっておりました。

 

私はこの学校で、今なおかけがえのない親友を得ることになります。

彼女の名前は、仮に「川越さん」としましょう。

理由は川越達也シェフに激似だからです。

川越さんは、マイペースを自認するくゆらす子も驚くほどのゴーイングマイウェイな性格。

文系理系体育系すべてにおいて成績トップクラスである一方、

夜な夜な深夜ラジオにネタを投稿する常連ハガキ職人、という

ジャンルごった煮ハイスペック渋滞で中学生のくゆらす子を夢中にさせておりました。

 

お母さんのお腹の中に「愛想」を忘れてきたに違いないほどの鉄面皮で、

唯一テンションを上げるときは、貯めた小銭を数えるとき。

中学生とは思えぬクールビューティーっぷりです。(ビューティーの部分は審議中)

くゆらす子の周囲は「配慮」が欠如している兄といい、

人として大切なパーツを母胎にうっかり忘れてきた人が多い気がしますが、

人間なんてパーフェクトなほうがどっかおかしいので、細かいことはよしとしましょう。

 

彼女には、私が前の学校での経験からアイドル嫌いだということを話しましたが、

ジャニーズに関してまさに「無」しか感想を持ち合わせていない彼女は、

眉毛ひとつ動かさず、

「ふーん」

の一言で親友の壮絶なイジメ話を片付けました。

 

なんですかね。くゆらす子はきっと天性のMなんでしょうね。

兄の外道対応も親友の塩対応も「逆に気持ちいい」くらいです。

 

そんな川越さんでしたが、私がジャニーズに対する思いを吐露したあと、

ふと思い出したように、こう言いました。

 

 

 

「そういえばうちの隣の隣、V6の××の実家だよ」

 

 

 

えーーーーーー!!!!!

 

 

いくらジャニーズ嫌い!V6嫌い!と息巻いていても、

所詮くゆらす子は14歳のしょうもない庶民。

さすがに内心びっくり。

川越さんだって、普通の中学生だったらもうちょっと「姉さんニュースでっせ」感を

出しても良いと思うのですが、

そこはコンビニ強盗に出くわしてもSPA!の立ち読みを続けた女。※実話

「明日のエジプトの天気」くらい自分に関係ないぜ顔で報告した川越さんは、

やはりクール。(ビューティーは否決されました)

 

 

V6のどのメンバーなのかは、彼らのプライバシーと川越さんのプライバシーに

関わるので伏せさせてください。

このブログをご覧になっている方の中で、川越さんの方のプライバシーを気にする方がいるとすれば、

逆にこちらから「なんで?」と聞き返したくはなりますが、

私にとっては両者ともかけがえのない存在なので、どうぞご容赦ください。

ちなみに次章はもしかしたらこの一件が関わっているようなないような。

 

 

とにもかくにも何事も規格外の川越さん。

その川越さんには、同じ中学校の隣のクラスに在籍している双子の弟がいました。

血縁関係に従うと彼の仮称も川越さんになってしまいますが、

彼はどちらかというと、小林カツ代先生にクリソツだったので、仮に「カツ男」としたいと思います。

 

カツ男という人間は、背中に「唯一無二」と入れ墨を彫って生まれてきたかのような川越さんと、

さすが双子のポジションを張る男だけあって、

個性派ぞろいの同級生たちの中でも、

ドラえもんのように常に3ミリ周囲から浮いているかのような

「バツグンの変人」として有名な男でした。

 

最初に川越さん家で出会ったとき、

初対面の私に彼は握手をしながら唐突に言いました。

 

「アニメを見るときは、部屋を明るくしてなるべく距離を取ってね。」

 

どこかで見たようなアドバイス。

やっぱりドラえもんなのかな?カツオなの?ドラなの?どっちなの?

混乱する私に川越さんが教えてくれた補足情報によると、

どうやら一年前に起きた「ポケモンショック」事件の際、

カツ男も全国のちびっ子たちと同じく画面の点滅にやられ、救急車で搬送されたとのこと。

 

どんだけ前のめりでポケモンを観ていたんだ。14歳で。

私もある意味ショックを受けましたが、

なぜかカツ男に会うたびに次第に胸がトゥンクする乙女くゆらす子。

 

 

実はですね、このカツ男こそが私の初恋相手なんです。

 

 

 

彼がトイレに入るたびに「ピカチュウカイリュウヤドランピジョン…」と

ポケモン言えるかな?』を歌いきるまで用を足すのを我慢している、

という事実を知っても、

(ストイックな男性、ステキ・・・(トゥンク…)

と胸を高まらせ、

彼がいきなり「ゲットだぜ!!」と叫びながら私の頭を掴んでも、

(ヤダ…スキンシップ・・・(トゥンク…)

と瞳を潤ませるくゆらす子。

 

 

なぜ。

私が聞きたい。しかも初恋。

 

 

「愛はきっと奪えば与えるでもなく 気が付けばそこにあるもの」と、

かつてMr.Childrenが名曲で歌っていましたが、まさにその通りです。

さすがミスチル。あんなにも堂々と歌詞を丸パクられるだけの方々です。*1

 

特に明確な理由もきっかけもなく、

「抱きしめたい」と思うほどカツ男に恋してしまったくゆらす子。

ドキドキしながら川越さんに報告すると、

さすがの鉄面皮川越さんも少々驚いたようで、「なんで?」と聞いてきます。

 

「あいつの一体どこにそんなことを思える可能性があるの?」

 

双子の姉からのこの言われよう。

カツ男のモテなさ加減、恋愛とは無縁加減をご理解いただけたでしょうか。

確かに同級生がカツ男の話をするときは、

「アノ人はねぇ・・・」

「アノ人の場合はさぁ・・・」

となぜか魔法界におけるボルデモート卿のような扱いを受けていた存在です。

 

モテとか非モテとかいうレベルではない、

とにかく「狂人」に近い変な人として認識されていた彼でしたが、

走り出した恋はもう止まらない。

友人の評価はイマイチでも (S)He So Cute

 

今日はなぜかミスチル祭りですね。これにも理由はありません。

 

くゆらす子は、彼と近づきたい一心で、隣のクラスに通い詰めます。

そして。ようやくここで本章の事件名につながるのです。

 

 

カツ男は、アニメ漫画全般にかなり造詣が深いタイプの人間でしたが、

当時一番彼を熱くさせていたもの。それが「特撮モノ」でした。

 

特に、前年に放送され今なおシリーズ最高傑作に挙げるファンも多いほどの不朽の名作

ウルトラマンティガこそが、

彼の人生全てといっても良いほど全身全霊を込めて愛してやまない存在だったのです。

 

下敷きペンケースシャープペン(坂本くんリスペクト)全てティガ。

一生懸命ラブ話に持っていこうとするくゆらす子を尻目に、

「人間は、自分自身で光になれるんだ!」だの

「自由を踏みにじって、何が正義だ!」だの

お前は名言botかとぶん殴りたくなるほど脈絡なく突然ティガのセリフを叫びだすカツ男。

くゆらす子など「GUTS非所属」というだけでへのへのもへじ程度にしか

認識されていないモブ扱いです。

 

ちなみに川越さんからは、恋煩う私へのエールを込めて、

「難所攻め太郎」という称号を与えられました。

 

淡い初恋を迎えた親友に対する応援にしては「優しさ」「慈しみ」成分がだいぶ不足している気がしますが、

持ち前のポジティブ思考で少しばかり変化球のエールだと信じています。

 

 

くゆらす子はカツ男の心に入り込もうと何度も努力しますが、

そもそも彼の心はティガポケモンその他諸々で占められ

もう一寸たりとも隙間がありません。

くじけそうになるたびに、

「人間は、自分自身で光になれるんだ!」と自らを奮い立たせるくゆらす子。

 

そうなんです。恋とは凄いパワーをはらんでいるもので、

特撮モノにまっっっっっったく興味がなかったにも関わらず、

しかもあんなにも「ジャニーズ(嫌気)」「ブイシックス(嫌気)」となっていたにも関わらず、

くゆらす子は、カツ男との共通点を作るためただその一点のためだけに、

ジャニーズ事務所所属V6構成メンバー長野博さん主演の

ウルトラマンティガ』を全話観ることを決めたのです。

 

「ハンサムマン」に続き、意図せず長野くん主演のドラマを連作観ることとなったくゆらす子。

しかし当時の私は、そのことを全く認識しておりませんでした。

そのくらい気色の異なる作品だったというのもあるし、

失礼ながら主人公に焦点を当てて観ていたという自覚もなかったのが原因だと思います。

ジャニーズへのネガティブ意識は多少ならずともありましたが、

これに関しては以前から、

「当初ジャニーズである長野さんをダイゴ役に据えるということに関しては、

 特撮ファンからも喧々諤々様々な論が噴出していたが、

 蓋を開けてみれば、彼は見事素晴らしい熱演で

 これまでなかったタイプのヒーロー像を打ち立て、

 それは現在放送中の快作ウルトラマンダイナへと通じ…」

とまるで円谷プロの中の人かのようなカツ男の熱弁を聞いていたこともあり、

意外とすんなりジャニーズV6長野博主演作を受け入れることができた気がします。

 今思えば、この一件が私のジャニーズアレルギーを治す第一歩だったんですね。

奇しくも長野担となることも、決められた運命(と書いてさだめと読む)だったのでしょう。

 

さて、いぶかりながらも、『ウルトラマンティガ』を最終回まで観終えたくゆらす子。

 

「ちくしょう良い話じゃねーか」

 

不本意ながらそっと目頭を押さえるほどには、ティガを満喫してしまいました。

 

くゆらす子とカツ男の恋路(未工事)を邪魔する存在だとばかり思っていたティガでしたが、

いかんせん良い作品すぎて困ってしまいました。

後日カツ男にきちんと鑑賞したことを告げ、各話の感想を述べるくゆらす子。

これまでの「ウルトラマンとか興味ないけど話し合わせとけ」といった

私の態度にけんもほろろなカツ男でしたが、

全52話を観て、かつ感動したことを伝えると、

初めて私の目を見ながら嬉しそうに会話をしてくれたのです。

 

しかも後日、カツ男は私をデートに誘ってくれるというまさかの大ステップアップ!!

ありがとうティガ。ありがとう株式会社円谷プロダクション

 

いつも川越さんの自宅で会っていましたが、

外でわざわざ待ち合わせするのはもちろん初めて。

 

くゆらす子は精一杯おしゃれして、うっすらお化粧なんかもしちゃって、

予定の時間よりも1時間も早く待ち合わせ場所に到着して、そわそわウキウキ。

 

 

…約束の時間を40分くらい過ぎた頃でしょうか。

カツ男に「遅刻=申し訳ない=謝罪」という常識人の方程式などはなから期待していないので、

遠目に現れたカツ男が一向に小走りすらしてこない様子を見ても、

笑顔で手を振るくゆらす子。けなげ。

 

しかし。

次第に近づくカツ男の姿に、乙女くゆらす子は「ときめき」以外で心臓が爆発することになります。

 

 

 

 

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遠目でも分かるまっピンクとスカイブルーのコントラスト。

着ている本人よりも大きく存在感を放つティガ。

手・足・首・腰。一体何から守っているんだと言わんばかりに

ぎゅっと絞られているトレーナー素材。

 

柄は「小学校低学年男子」。

シルエットは「日曜日のお父さん」。

カラーリングは「志茂田景樹」。

 

もう各所の激しすぎる主義主張で彼の周りの空間だけ歪んで見えます。

アフリカだったら呪術師に魔法陣の真ん中に立たせられるほどの超次元感です。

 

よくよく考えれば、今まで彼に会う時は放課後だったので家でも学ラン姿。

私服姿のカツ男はお初でした。

 

チラ見チラ見二度見チラ見凝視チラ見。

すれ違う人すれ違う人の視線に戸惑うはずもなく、

彼はピュアな笑顔でくそダサいティガトレーナーとともに颯爽と私の前に現れました。

 

(DASAI・・・KUSO DASAI・・・)

女子中学生の淡い初恋にものすごい量の冷や水をぶっかけるティガ先輩。

くゆらす子の心臓がいつもと違うリズムで「ドキドキ」の16ビートを刻みます。

 

「すごいトレーナーだね」と言うだけで精一杯の私。

カツ男はよくぞ聞いてくれた!と言わんばかりのドヤ顔でこう返しました。

「だろ~~?オレが作ったんだぜ~~!見てこれスカイタイプがうんぬん…」

 

まさかの自作!つまり100%カツ男のセンス!

気を抜くと気が狂いそうになりますが、グッとこらえるくゆらす子。

 

だって。焦がれに焦がれていた「好きな人との初デート」。

くそダサいトレーナーに邪魔されてなるものか。

恋する乙女は猪木とかそういう類の男たちよりも強い人種なのです。

 

とりあえず態勢を立て直そうと「どこ行く?」とほほ笑みティガ先輩にジャブを返します。

 

カツ男「カラオケ行かない?」

 

おっとまさかの結構普通なデートの提案。

くそダサいトレーナーで正体を隠しているが奴もただの男だったようだ!!

 

「お百度参り行く?」

「ツチノコ探しに行く?」

くらい奇抜な返答を覚悟していた私は、

彼の胸元に鎮座するティガ先輩に心の中で勝利宣言。

 

「行く行く!」と最高の笑顔でくそダサいトレーナーに寄り添い、街の中に繰り出しました。

 

 

お店に入り、

(何うたおっかなー。SPEED…ELT…安室ちゃん…)

分厚い歌本の中から懸命に「男受け」しそうな曲を探すくゆらす子。

 

その時です。

 

 

 

『ドゥン・・・(ア・・・ア・・・)』

『テレレレッテー♪テレッテッテ♪』

 

 

突然の聞きおぼえのあるイントロに思わず歌本から視線を上げると、

そこにはTAKE ME HIGHER - V6』の文字が。

 

(嗚呼…そうね。そうに決まっているわよね…)

 

そのトレーナーを着ておいて「B'z」とか歌われた方が腹が立つってものです。

カツ男の意気揚々とした「わなてきゅベイビーテイクミハイヤー!」に、

くゆらす子も「フッフー!」と元気良く合いの手。

ドラマを観ているときも思っていたけど、この曲良い曲だな。

V6がとかジャニーズがとか、そんなつまらないことを考えることもなく、

そう素直に感じられるほどのハピネス空間。

 

5分強の歌が終わり、どれどれじゃあ私は…とリモコンを手にしようとすると。

 

 

『ドゥン・・・(ア・・・ア・・・)』

『テレレレッテー♪テレッテッテ♪』

 

 

(あ…そうくる…なるほどね。受けて立とうじゃないの…)

 

 

まさかのセルフアンコールに応え、立ち上がる彼。

カツ男「わなてきゅベイビーテイクミハイヤー!!」

くゆらす子「フッフー!!!」

 

 

TAKE ME HIGHER』(2回目)終了。

ソファーに腰を下ろし満足げにカルピスの入ったグラスを口に寄せるカツ男。

よし今だ・・・

 

 

『ドゥン・・・(ア・・・ア・・・)』

『テレレレッテー♪テレッテッテ♪』

 

 

 

座ったかと思いきやもの凄いスピードで再び立ち上がる

くそダサトレーナー男。

何だよそのフェイク!!

 

 しかも

 

 

 

 

 

 

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無駄に伸びるビブラート。持ち方だけはイケメンのマイク使い。

 

人生初めての恋に挑む女子中学生にはくそダサトレーナーでイッパイイッパイなのに、

こんな戦い、勝てるはずもありません。

6回目の『ドゥン・・・(ア・・・ア・・・)』が流れ始めた頃には、

デートってどこぞの偉い坊さんが広めた苦行の一種なのかなと悟りの境地に入りました。

 

くゆらす子。中学3年生。晩春。

片思いの基本姿勢「頑張る」をとうとう諦めた瞬間です。

 

拝啓 川越さん。

難所攻め太郎は 登頂どころか入山すらも許されませんでした。

 

 

この日、はっきりとは覚えていませんが、

少なくとも『TAKE ME HIGHER』を15回以上は歌い上げたカツ男氏。

本家V6にだってコンサートでこれ程までの1曲押しでいかれたら

「あの、すみません、もう大丈夫ですから・・・大 丈 夫 で す か ら!!!

とVロードに向かって白いタオルを投げるでしょうとも。

 

これだけ聞くと、イイ感じになった二人だったけど、ひょんなことで彼女の方が冷めちゃった…

なんていう三流ラブコメみたいなお話ですが、

彼も私に対して想いが芽生えていたなんていうことは全くなく、

日記だったら

「今日ティガ仲間とカラオケ行った。楽しかった。終わり」

の一行で済ませられる程度のものだったようです。後から聞いたら。

 

こうしてウルトラマンティガというまさかの強敵になすすべもなく倒れた

怪獣恋するくゆらす子。

初恋は潔くこっぱみじんに終わりを告げました。

 

ちなみにちょっと素敵な後日談ですが、特撮好きをこじらせまくったカツ男は、

まだ下っ端ですが、何と現在ハリウッドでVFXに携わるお仕事をしています。

長野くんのティガが一人のハリウッドマンを生んだという事実。

V6ファンとなった今、恋が成就するよりも嬉しい未来だなぁとなっとくめしです。

 

 

最後は無理やりV6関連に紐づけようとした感が否めませんが、

これにて四章は終わりです。

四章は予告通り、大変どうでもいいエピソードになりました。

このブログの本領発揮です。

次章はちらりとお伝えしましたが、ようやっとご本人たちにお目見えするエピソードとなります。

また次回、お目にかかりたいと思います。

 

 

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おまけ:「兄からの本気がいっぱい」事件

 

うっかり忘れてました。

これは前の中学校のときの出来事のため、時期が前後します。

1997年4月に発売されたV6の6枚目のシングルは皆さんもちろんご存じのあの曲ですね。

そうです。

作詞:Lucy E、作曲:Eddy Blues、編曲:上野圭市 による

『本気がいっぱい』

ちなみに作曲のEddy Bluesはかの有名な織田哲郎氏の別名です。

 

実は私の14歳の誕生日に、

「暴君 of the 暴君」「鏡を見るだけで4週間は飢えをしのげる男」

「妹への優しさを見せるくらいなら舌噛んで死んだ方がマシ男」として名高い

くゆらす兄が、なぜかこのCDをプレゼントしてくれるという珍事件が起こりました。

 

兄が私に誕生日プレゼントを贈ることなど、

想像するだけで頭が高すぎてムチ100回打たれそうなほどの大事件です。

もちろん今回が初めての誕生日プレゼント。

 

しかし私は1月生まれ。当時は折しも「剛健FAX事件」の渦中ほやほやの頃です。

兄も事の顛末を知っていたはずなのに、なぜ私にV6を。

 

もうこのシリーズを読んでいただいている方はお分かりですね。

兄に繊細な心象心理を問うのは野暮の骨頂。

理由など「特にない」のです。

あえて挙げるとすると、「ただ自分が気に入ったから」

 

『本気がいっぱい』には、

サビ前に全員で「ヘイ!」と掛け声をかけるおなじみのパートがあります。

兄はこの「ヘイ!」が痛くお気に召していたようで、

私にくれたはずのCDをすぐさま強奪し、

昼夜問わず、突如この曲を大音量で流しては、

いかなる状況でも私に「ヘイ!」と叫ぶことを強要する、

という謎の遊びにハマっていました。

 

外から帰ってきたばかりでも、自室で本を読んでいても、

兄の部屋のCDコンポから流れてくる「チャチャチャチャ!」が聞こえるや否や、

ダッシュで兄部屋の扉を開け、「ヘイ!」と拳をあげて叫ばなければならないという、

摩訶不思議&超絶理不尽な地獄。

ちょっとでも遅れたり、「元気がない」という兄のさじ加減次第なジャッジメントを下された場合、

「手の指をポキリと鳴らされる」という、

思春期の女子が抱く「指が太くなる恐怖」を最大限に増幅させる

ものすごいギルティ―を課していました。

 

本当にあれは一体なんだったのでしょう。

兄からの初めての誕生日プレゼントだという嬉しさと、

意味不明すぎるブームへの戸惑いと、

指が太くなったのはあれのせいちゃうんかという憤りで、

今でも『本気がいっぱい』の「チャチャチャチャ!」を聞くと

条件反射で誰よりも元気に「ヘイ!」と叫ぶ体になってしまいました。

34歳になった兄に聞いてみたいところですが、

暴君も今や立派な一児の父。

頻繁には会えないので、正月にでも尋ねてみたいと思います。

 

余談ですが、2歳をまもなく迎える兄の息子も、

公園などで初対面のお友達に対して

「とりあえずマウントポジションを取り上下関係を示す」という兄嫁からのタレコミが。

ゴリラの話じゃありません。甥っ子の話です。

脈々と受け継がれるDNAに、今から叔母は指の骨を鍛えておこうと思う所存です。