ワケなくV6を好きになったわけじゃない 六章(に行くかと思いきや)
大変ご無沙汰しています。くゆらすです。
前回に続き、「ご無沙汰しています」のご挨拶で始まるおのれの体たらくに、
ただただ恥じ入るばかりです。
五章をアップした日を遡ると、まさかの昨年末とな。
あれですよ。
2回目の紅白出場もいのっちの名司会もメンバーの素晴らしき舞台映画の数々もビューティフーワーな新曲も全てきれいさっぱりスルーしていますということになります。
3月に外伝を書いているものの、あれは「外」と「伝」という漢字に申し訳が立たないほど馬鹿馬鹿しい小咄でしたので、
実質は八ヶ月近くもお暇していたということになります。
でもね。
言い訳じゃないですけれども、一応途中まで書き進めてはいたのですよ。
「言い訳じゃないですけれども」で始まる文章は、
「怒らないから正直に言いなさい」
「私も全然勉強してないよ」
「絶対何もしないからちょっとあそこで休憩しよう」
「ジャニショ行ってくる。いや、今回は写真買わないけど 」
などの台詞たちと肩を並べて「信用ならない言葉」の熾烈なシェア争いを
しているということは、大人のくゆらすは十分すぎるほど理解していますが、
これだけは伝えたいのです。
このブログに足をお運び頂くのが初めてではない方ならお分かりかと思いますが、
本章に入るまでのハイパーよもやま話がうんざりするほど長い
のが、くゆらすの悪い癖。
新章をしたためる際にも、V6のヴ、いや「゛」すらかすめちゃいないどうでも良い話から書き始めていたのですが、
格好つけて中途半端な時事ネタをぶっ込んでいたものだから、
下書きに保存したまま書き進める時期を逸し、次に開いたときにはすでに古いネタとなってしまったがゆえ、
懲りずに新たな旬ネタを扱うものの、やはり再び書き切ることなく、
もう本章に辿り着く前に書く気を失う・・・
というまさに自業自得の致す阿呆スパイラルに陥ってしまっていたのです。
5月と7月に産み堕とした残骸が今でもこの下書きに残っています。
時事ネタだし今更公開してもどうしようもない内容なのですが、
幼少の頃からお気に入りの消しゴムを使うのがもったいなさ過ぎて指先でこすっていたら、
一時期クラスメートからのあだ名が「戦時中」*1になった生粋の貧乏性くゆらすには、
おいそれと簡単にバックスペースキーを押すことは至難の業。
ということで、もったいない精神にのっとりボツとなった文章を下記に載せておきますね。
①5月中旬頃作成
熊本地震の発生から余震が続く日々の中、珍しく真面目に書こうとして、
途中からびっくりするほどの急旋回を見せたご挨拶文です。
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皆さまいかがお過ごしですか?
このブログをご覧頂いている方の中には、
先の地震災害に見舞われた熊本大分の皆さまもいらっしゃるかもしれません。
まだまだ不安で気を張り詰めた暮らしをされていることと思いますが、
当ブログを読まれているつかの間だけでも、
“くゆらす”という「ジャニーズを生で見ておしっこちびった足の太い女」を
思い出して頂き、少しでもお気持ちが軽くなればいいな、と思うばかりです。
実は私の生まれは九州、鹿児島県でございます。
と言っても、母親がお産のために帰郷しただけで、
暮らした記憶は全くありませんが、
父母ともに鹿児島人のため多くの親戚が住んでいる土地でもあり、
夏休みや冬休みの楽しい思い出を沢山作ってくれたとても大好きな場所であります。
この度の地震のニュースを知るやいなや、すぐさま祖母に電話しました。
鹿児島方面は大きな被害はないと把握はしていましたが、齢九十の祖母。孫としてやはり心配です。
「おばあちゃん、地震大丈夫だった?」と問うやいないや、
聞こえてきたおばあちゃんの明朗快活な声。
安心したと同時に思い出しました。
「鹿児島弁の洗礼」を。
鹿児島弁というのは、日本全国の方言の中でもとりわけ個性的な方言だそうで。
しかし若い人が使う鹿児島弁は、標準語とされるものと比べてもイントネーションが若干異なるくらいで、
鹿児島弁を全く話せないくゆらすでも、問題なくコミュニケートできる、いわばマイルド方言となっています。
しかし。
「大正生まれ鹿児島育ち ワルそなヤツらだいたいナガブチ」
な、生粋の「薩摩おごじょ*2」である我がおばあちゃんの鹿児島弁は、
言うなれば、マイルド鹿児島弁を芋焼酎でぐっつぐつ煮込み、
暴れ狂う黒豚をもたやすく乗りこなし、
長渕剛の「セイヤ」にもあえてのノーリアクションを決め込む…
などといった、まさに超絶ワイルド&エッジィな鹿児島弁なのです。
もはや自分で書いていてもどういう意味だろうと思いましたが、
「理解できない度」で言ったらおばあちゃんの鹿児島弁の方が圧倒的です。
そう。くゆらすは、生を受けてから30余年、
血のつながった祖母とのマンツーマン会話において、
7割がた相手が何を言っているのか分からなまいまま大人になってしまった悲劇の女。
そして、その悲劇が先日の電話でも繰り返されたのです。
一生懸命、遠方に住まう愛孫に近況を話してくれるおばあちゃん。
だがごめんよおばあちゃん。
孫はあなたが何を言っているのかほぼ分からなかったよ。
ちょっとでも分かった単語を拾い集めてはパズルのように組み合わせて
5割の「勘」と2割の「ノリ」で返答していたよ。
誰のせいじゃない 君のせいじゃない
その答えを探す パズル
って私の好きなアイドルも歌っていたよ。ロックだね。
いや、むしろ最後の方は、おばあちゃんの怒涛の鹿児島弁に、
「何だかラップみたいだな」と完全に集中力が切れてたよ。ヒップホップだね。
ワイルド鹿児島弁は、
例えば「切る」を「キッ」、「知りません」を「シッモサン」、「縫い物」を「ニモン」…など、
生き急ぐ10代の若者の如く、短縮に次ぐ短縮でリズミカルに発する言語のため、
おばあちゃんの言葉の端々も、
「よかっちゅっSAY SO」「こっちってHO」
みたいな、何かグラサン&タトゥーの怖いお兄さんたちが唱えている
重低音ヒップホップにしか聞こえなくなる事象が起こるのです。
ちなみに上の2台詞は全く意味がありません。ニュアンスです。
「大正生まれ鹿児島育ち。ワルそなヤツらだいたいナガブチ」であり
「必殺ただの近況報告がラップにしか聞こえないの術」を
司る我がおばあちゃん。
恐らく隣県で起きた天災を痛烈にdisっていたのでしょう。
7割分かっていませんが、そのソウルとバイブスは東京の孫までしっかりと伝わりましたよ。
ところで皆さんのV6ベストラッパーはどのメンバーですか?
くゆらすは、「音符の権化・坂本昌行」「リズムの権化・森田剛」の2大巨頭だと思っています。
拍の置き方や声色は相反するお二人ですが、
下手したら野暮ったくなりがちな日本語ラップも、あの二人にかかると
スタイリッシュにかなり変身
そのギミックまさに天使
オレらに届く耳にメイディーン(ジャペーン)
よかっちゅっSAY SO~(SO~)
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ここで最初の更新は途絶えていました。
どうです?この唐突すぎるV6。
ブログタイトルを思い出し慌ててV6にこじつけたくゆらす精一杯の技量です。
急すぎる方向転換に我ながら首がむち打ち状態です。
地震に見舞われた方を励まそうとしていたはずなのに何だこのエピソード。
②7月初旬作成
続いて、7月2日放送の『THE MUSIC DAY 夏のはじまり』ジャニーズメドレーの
曲目と組み合わせが発表になった直後の挨拶文です。
皆さんとワクワクを共有したくて書き急いだのですが、
あまりの馬鹿馬鹿しさに途中で自分にマジギレしながらPCを強制終了した記憶が。
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今朝方のニュースになりますが、7月2日放送の『THE MUSIC DAY 夏のはじまり』の
曲目と組み合わせが発表になりましたね。
HOOOOO~!!
一夜限りのジャニーズコラボレーション!!
豪華共演!!
あのコもあのヒトも出るの!?
やっりぃ~~ワッショイワッショイ!!
└(՞ةڼ◔)」└(՞ةڼ◔)」└(՞ةڼ◔)」
とテンションを上げた字面にしてみたものの、
実は、デビュー組の名前を見ても判別できる人の方が少ないという
隔世の念にびびりすぎて、
今、坂本氏さながらにおっぺぇを両手でそっと抱き込んでおります。
グループの名前は分かるんですよ。かろうじて。
ただ個人名となると、
ぼんやぁぁ・・・とただでさえしょぼい脳みそにかすみがかかり、
まるで昔google先生の画像検索で見つけた
「やたらもやがかった坂本昌行」の写真のようになってしまうのです。
(それが下の写真です。あまりの紗のかかりっぷりに
「ちょ!ヅカ感!」と失礼ながら笑ってしまった記憶とともにご紹介します。)
※今見るとただのハンサムでした
話を元に戻しますが、今って本当に沢山のデビュー組がいるんですねぇ。
事務所全体を追っかけているファンの皆さんも多いようで、
私はファンと名乗れるのはV6だけなので、そういった事務所担(というのでしょうか)の
皆さんの情報に対する収集力とバイタリティーにただただ恐れ入るばかりです。
恥ずかしながら流行曲にも非常に疎く、
ジャニーズメドレーの曲目の中にも面識のないナンバーが2つほど…
正直に申し上げますと、森田剛氏が担当する関ジャニ∞の『オモイダマ』と、
岡田准一氏が担当するNEWSの『渚のお姉サマー』、
この2曲は不勉強ながらまだ知らないくゆらすでございます。
無知は恥じるべきですが、その身も7月2日まで。
きっと2日の夜にはご本家も知らないくせに
「剛くんのオモイダマのリズムの取り方さすが~♡」
「岡田くんそこで流星のおしりもいじゃう~?♡」
なんつって曲も一緒に踊るメンバーもにわか丸出しで語っている愚かな自分がたやすく想像できるので、
ひとときの無知な自分を徹底的に楽しむべく、
今から「オモイダマと渚のお姉サマーを一音一句全然知らない私が、勝手にMUSIC DAYで歌われる姿を妄想してみるコーナー」に挑戦してみたいと思います。
まずは『オモイダマ』。
メンバーは下記のとおり。
松岡昌宏(TOKIO)、森田剛(V6)、堂本剛(KinKi Kids)、加藤シゲアキ(NEWS)、
八乙女光(Hey!Say!JUMP)、松島聡(Sexy Zone) ※敬称略
これはタイトルからして、かのドラゴン某ルに登場する
「元気玉」のオマージュソングですね。
Aメロは「俺はしがない人間だ」「タマはもう出尽くした」などネガティブな歌詞を
堂本剛の巧みなギターに乗せて、まさかの語り口調で始まります。
唐突な始まりですが、そこは小説家加藤シゲアキがいることですし、
本家関ジャニ∞とは一味違ったスタイルを見せていこうぜという
松岡昌宏のチャレンジ精神ゆえの大胆な作戦なのでしょう。
マボマジックにまんまとはまり、度肝を抜かれる観客席。
そんな観客に追い打ちをかけるように、Aメロが過ぎると、
松島聡が膝から崩れ落ち全身で「絶望」を表現するという
ジャニーズ史に残るダンスをしながら、
「もう俺はだめだあ…」「タマがないよう…」と涙声で歌い上げる、
まさかの「曲中に“すすり泣き”の小演技をぶっこむスタイル」でBメロがスタート。
最年少(たぶん)の松島聡くん。
きっと芸歴20年を優に超えるM岡センパイの圧力には逆らえなかったのでしょう。
泣きのくだりも曲の演出なのかマジ泣きなのか、客席は固唾を飲んで見守ります。
そしてそこに見事な和音で松島くんを支えるのが、八乙女光。
(去年の24時間テレビで見た記憶によると)長身で大きな瞳が印象的な彼。
最年少松島聡の肩をそっと抱きながら、
優しい声で「タマがないよ~♪」とハーモニーを奏でます。
(タマがないなんて…嗚呼…私たちのタマをどうにかしてあげたい…!!)
総お祈りポーズでサビを待つ観客席の乙女たち。
するとマイナー調のメロディーから一転、いつの間にかアコースティックギターを
高見沢俊彦から拝借したものすごいデザインとしかいいようのないエレキギターに
持ち替えた堂本剛が、ギュインギュインとアッパーなメロディーを轟かせ始めます。
そう、関ジャニ∞のファンが熱狂する『オモイダマ』のサビがスタートです。
弦が焼き切れるんじゃないかと思うほどに激しくギターをかき鳴らす堂本剛。
もはやドラムスティックが回りすぎてバターになり始めてる松岡昌弘。
あれ?もう一人ドラマーが?と思いきや、上質な万年筆を負けじとクルクル回しまくる加藤シゲアキ。
打ちひしがれる後輩にそっとハンカチを差し出す八乙女光。
先輩の優しさにそっと涙を拭きさっそうと立ち上がる松島聡。
そこに残るただ一人のメンバーの声が響き渡ります。
「俺らに…俺らにオモイダマを分けてくれ~!!!!」
出ました。我らがV6森田剛の登場です。
まさかのサビからの登場。ただでさえ尺が少ないメドレーなのに。
贅沢な森田剛の使い方に、映画演劇各界から聞こえてくるブーイングすらもが、
『オモイダマ』を構成するメロディーとして計算されているという、上限突破の完成度。
この日だけはいつものキャラメルボイスを封印し、
森田剛できうる限りのデスボイスで観客に向かって叫ぶのです。
「オルァてめぇら!両手を上に上げてみんしゃい!!!」
本家なら迫力十分な関西弁も、埼玉育ちの森田剛にかかると若干可愛くなるのはご愛敬。
観客席は大サビに向けて両手を一斉に上げ始めます。
フリが分からずあたふたしている客にも、
隣の関ジャニファンがそっと教えてくれる、なんてハートウォーミングな空間。
MCの櫻井翔も、光沢あるスーツを脱ぎ捨て、高々と両手を上げるのです。
高鳴るギター、ビートを刻むドラム、会場を波のように蠢くジャニオタの腕たち。
いよいよ満を持した大サビです。
「オ モ イ ダ マァッ」
「ハァッ!!!!!!!!」
完膚なきまでに「ウ●トラソウッ」と同じリズムで打ち上がる特効の火柱。
一夜の伝説となったチームオモイダマは、
特効の煙でモクモクの舞台を、満足げな極上のジャニーズスマイルでハケていきます。
しかし。そこに森田剛の姿はありません。
V6ファンの皆さんなら分かるはず。
そう、特効があるならば、爆音にビビって子鹿ちゃんみたいになるまでが森田剛。
ビビった拍子にステージの隙間へと転落したのでしょう。
でもご安心を。
穴の下にはもちろんあの男が、慈悲深い微笑みとともにスタンバっているのですから。
森田剛をサッと抱き留め、何事もなかったかのように、
ステージへとせり上がるスパンコール搭載スーツの後ろ姿――
まさに長野博はギンギラギンにさりげなく生きるだけさ。
「そいつが・・・そいつがおまえのやり方ァッ・・・!」とむせび泣く羽鳥アナ。
絶望、希望、絶叫、転落、嗚咽、全てが詰まった『オモイダマ』から、
次のジャニーズ名曲へと移るのでした。
~ 『オモイダマ』完~
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以上が7月に放置した挨拶文です。
さてと。
どうします?
こいつやっちゃいます?
今読み返してみても、怒りを通り越して自分が心配になってきます。
「あ、これしょうもないな」と気づき始めていたのですが、
私の中の偽オモイダマが思いの外良いメロディーを奏でてしまったため、
まさかの公開にまで踏み切ってしまいました。
本当にサクっと本章に入ればいいものの、
現実世界で存分にV6やジャニーズについて語れる機会が乏しいもので、
皆さんの寛大な心に甘えてしまいました。
関ジャニ∞のファンの皆さん、お気を悪くされたら申し訳ありません。
7月2日を経た今、『オモイダマ』が万人の心に響く素敵な歌であり、
間違っても大サビで火柱を上げていい歌ではないということを知ることができました。
ちなみに己の愚かさに途中で気づくことができたため、
NEWSの『渚のお姉サマー』はくゆらすの毒牙にかけることなく、
プレーンな脳みそで岡田くんの夏らしい神輿セクハラ(山田くんをワッショイする)を見届けることができました。
ということで、今回は終わりです。
いや終わるんかい!!!(ズッコケ
皆さんが勢いよくズッコケるオチがついたところで、本当に終わります。
(上図はイメージです)
いかんせん六章の本題自体は全然書いていないのですからやむを得ません。
とにもかくにもボツになった挨拶文の敗戦処理をしてから次に歩みを進めたかったのでしょう、くゆらすは。(他人事)
毎度こんなブログにおつきあい下さって本当にありがとうございます。
必ずや明日!いや今週中!ええい分かりました!
8月中にはアップしたいと思います!
それでは。